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リーブキャンパスひびきの最新情報

 6月のリーブキャンパスひびき

 6月に入り生徒全員が揃うようになりました。

 新型コロナウイルスの影響で年度初めに計画していた行事がほとんど中止になってしまいました。

 しかし、そんな中でも毎日の取り組み(カリキュラム)は、月間計画を立てて、今までと変わらずに進めてきました。すると、特に1年生の雰囲気が大きく変わってきました。お互いを意識させないで個々ばらばらの印象が強いメンバーですが、工作、詩、俳句作り、音楽、園芸、演劇など様々な事を一緒に取り組む中で、自然に他人の意見に耳を傾けるようになり、また自分の意見をみんなに伝えたり出来るようになってきました。

 

 毎週火曜日は元東大阪支援学校の先生に担当していただいています。​

 sさんは、いつも一人で部屋にこもりがちなTさんに、定例化しているピアノ伴奏をお願いしたり、1階の部屋から2階まで上がってこられないYさんには、事前にその日の授業の中身を伝えるなどの配慮をして下さいます。また、ゲラゲラと声をだし

 てよく笑うようになった。自分からは全く言葉を発することのできないHさんには毎回体操の時間を託したりされています。

 この時間は、江戸時代の俳句三大巨匠(松尾芭蕉・小林一茶・与謝蕪村)の句にも取り組んでいます。上の句をカードに書いて下の句をグループに分かれて書き写すことや、俳句カルタや俳句絵本を読むことは難しいように思える題材でしたが、工

 夫次第で全員が取り組めて素敵です。

 「グループに分かれる」「相談して書き取る」「参加して来ない人を呼ぶ」など、横のつながりが作れています。「これくらいならできるだろう」ではなくて「こんなことをやってみたいな、おもそろそうだな」という題材で取り組むことが大切だ

 ということに気づかされました。

 

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