経営理念
ひびき福祉会は「創造、安全、感謝、正義、連帯」を基本的精神として、37年間事業を発展させてきました。
現在日中サービス事業所(5ヶ所)ケアホーム(10ヶ所)短期入所(1ヶ所)相談支援センター(1ヶ所)を運営しています。
職員は常勤・非常勤合わせて約130名となり、東大阪市の中でも中心的存在として大きい役割を果たしています。
~5つの基本的精神の説明と福祉会の果たす役割~
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「創造」とは、新しいものを初めて作り出すということです。それまで無かったものを初めて作り出すということです。
ひびきの理念に置き換えると「障害者のニーズや願いに応えた事業の創設」「創造的な仕事」「創造性に富む製品作り」などと解釈することが出来ます。
ひびきや共同作業所運動の歴史の中で、制度にない無認可作業所づくりから始まり、制度化に向けた30年の運動がありました。
東大阪市で認可施設を始めて開設、大型スーパー(ジャスコ)内に初めて分場施設を認めさせるなど先駆的な事業展開を行ってきました。
また、新しい授産(木工、ウエス、生ケーキづくりなど)にもチャレンジし開拓をしてきました。
これからも厳しい動向の中で、就労支援や継続支援など創造的な事業展開がますます求められてくるでしょう。
あらためて福祉会として「事業の創造」に向けて努力することと、未開の分野を切り開く「創始者」として役割を果たしていきましょう。 -
「安全」とは、危害または損傷・損害を受けるおそれのないという意味です。
危険が無く安心なことをあらわし、ひびきの利用者にとっては、ひびきが「安全な場所」であり「生命・財産などの安全が保障」されるために努力する決意をするものです。
親亡き後の生活保障もこの精神が含まれます。「安全」の語源は、中世時代には「あん せん」といわれ「幸福な社会づくり」という意味もあったようです。
この精神を大切にした事業や実践を発展させていきましょう。 -
「感謝」とは、ありがたいという気持ちを表すという意味です。
私たちの事業は、多くの人たちに支えられていることを、福祉会として決して忘れてはいけません。
そのことを倫理行動基準にも宣言し、外部の方への明るい挨拶や電話の対応など常に謝意をもった態度や行動につなげていきましょう。 -
「正義」とは、人の道にかなっていて正しいことです。正しい道義という意味もあります。
また、他者や人々の権利を尊重することで各人に権利義務・報奨さらに制裁などを正当に割り当てるという意味(公正・公平)も含まれているとても深い精神のある言葉です。
アリストテレス(ギリシャの哲学者)が定義した意味には「各人のその価値に応じた配分を受け、基本的人権を中心とした諸権利を保障されるべし」という社会的正義を要求する思想として意味づけられていました。
障害がある人たちの基本的人権が保障されることを私たちも目指しているわけですが、そのことを阻害する動向には毅然と戦い、権利保障などを公平に分配される仕組みづくりに果敢に取り組んでいきましょう。 -
「連帯」とは二人以上の者が共同してある行為または結集に対して責任を負うという意味です。
地域で「障害のある利用者の人達が普通に暮らせる」ことを共通の目的に、さまざまな分野、他職種の機関、障害者団体が連携、連帯していくことが非常に重要になっています。
とりわけ障害者自立支援法に関わって、これまでにない連帯した運動や取り組みができていることが歴史的に新たな障害者運動の一ページを作りました。
私たち福祉会もその一翼を担っていきましょう。
以上5つの基本的精神について、福祉会すべての構成員(利用者、家族、職員、法人役員すべて含む)が理解をし、行動することで福祉会事業をさらに発展させていきたいと思います。
具体的には利用者の権利、倫理行動基準に示し宣言をしていきます。
構成員一人一人がこの基本的理念をさらに発展できるように努力していきましょう。